2011年 02月 05日
熊野原木市場2月定例市に行く。 |
2月に入り、尾鷲ではヤーヤ祭が開催され、これを過ぎると気候も徐々に暖かくなっていきます。
杉・ヒノキに関しては、11月ぐらいから根から水分を吸い上げるのを控えるため、2月3月までに出材された原木は、梅雨時期まで原木として在庫に持っても、痛まないとされています。
なので時期的にいえば、原木の出材がバンバン出てきても良いのですが、いかんせん原木単価の低迷で出材がままならない状態です。
2011年に入ってからも、全国的に原木の出材は鈍く、どこの製材業者も仕入れに苦労しています。
そんな中でも、規模的なモノを考えると、コンスタントに出材されている原木市場があります。
熊野市飛鳥町にある熊野原木市場です。
定例市は毎月5日・20日(日曜日の場合は前日)に開催され、東紀州の製材業者を始め、新宮市や田辺市、奈良県の桜井市方面からも製材業者材木屋が仕入れにやってきます。
そんななか、木の質・値段を踏まえ、競り落としていくわけですが、今日競り落としたヒノキがこちら。
長さ3m・末口28cmのヒノキ。芯目の締り具合・皮肌の具合を考慮して購入。
もう少し長めに切ってあると貫禄が出るのになぁ、と思いながらどういったものを挽こうか(挽いてもらおうか)思案中。
そしてもう一つはこちら。
長さ3m
末口径24cm
尾鷲市三木里町より出材されたヒノキ
色具合も良く、【THE尾鷲ヒノキ】という原木です。
枝打ちをしたような形跡は見られるものの、していない原木もあり、やや不安はあるものの出材地域が良いため、納得の購入。
他にも、尾鷲市須賀利より出材されたヒノキの良材が多数出品されていました。
これはその須賀利から出材されたヒノキですが、赤身部分の色合いが赤っぽいのと薄ピンクのような色合いのとがあります。
赤っぽいほうが、立派で良いように思われるかもしれませんが、赤過ぎるヒノキは日受け山(南を向いた山)に多くみられます。日受け山は木が育って良さそうですが、日を受けるということは枝をたくさん出すということになります。またヒノキはある程度の土壌の湿り気が必要ですが、お日様がさんさんと当たることで乾いた土壌になってしまいます。なので、良材のヒノキにはなりにくいと考えられます。
同じ山でも、谷があったり太陽が当たる角度が変わったりするので、一概にダメというわけではありません。
なので製材業者は、切木口を見たり皮肌の状態で木の質を判断します。
弊社(社長)もこの須賀利のヒノキを競り落としていました。
そして帰りには、原木市場の近所にある【みかんの里】で温州みかんを買って帰路に着きました。
※今日も写真てんこ盛りですみません。
杉・ヒノキに関しては、11月ぐらいから根から水分を吸い上げるのを控えるため、2月3月までに出材された原木は、梅雨時期まで原木として在庫に持っても、痛まないとされています。
なので時期的にいえば、原木の出材がバンバン出てきても良いのですが、いかんせん原木単価の低迷で出材がままならない状態です。
2011年に入ってからも、全国的に原木の出材は鈍く、どこの製材業者も仕入れに苦労しています。
そんな中でも、規模的なモノを考えると、コンスタントに出材されている原木市場があります。
熊野市飛鳥町にある熊野原木市場です。
定例市は毎月5日・20日(日曜日の場合は前日)に開催され、東紀州の製材業者を始め、新宮市や田辺市、奈良県の桜井市方面からも製材業者材木屋が仕入れにやってきます。
そんななか、木の質・値段を踏まえ、競り落としていくわけですが、今日競り落としたヒノキがこちら。
長さ3m・末口28cmのヒノキ。芯目の締り具合・皮肌の具合を考慮して購入。
もう少し長めに切ってあると貫禄が出るのになぁ、と思いながらどういったものを挽こうか(挽いてもらおうか)思案中。
そしてもう一つはこちら。
長さ3m
末口径24cm
尾鷲市三木里町より出材されたヒノキ
色具合も良く、【THE尾鷲ヒノキ】という原木です。
枝打ちをしたような形跡は見られるものの、していない原木もあり、やや不安はあるものの出材地域が良いため、納得の購入。
他にも、尾鷲市須賀利より出材されたヒノキの良材が多数出品されていました。
これはその須賀利から出材されたヒノキですが、赤身部分の色合いが赤っぽいのと薄ピンクのような色合いのとがあります。
赤っぽいほうが、立派で良いように思われるかもしれませんが、赤過ぎるヒノキは日受け山(南を向いた山)に多くみられます。日受け山は木が育って良さそうですが、日を受けるということは枝をたくさん出すということになります。またヒノキはある程度の土壌の湿り気が必要ですが、お日様がさんさんと当たることで乾いた土壌になってしまいます。なので、良材のヒノキにはなりにくいと考えられます。
同じ山でも、谷があったり太陽が当たる角度が変わったりするので、一概にダメというわけではありません。
なので製材業者は、切木口を見たり皮肌の状態で木の質を判断します。
弊社(社長)もこの須賀利のヒノキを競り落としていました。
そして帰りには、原木市場の近所にある【みかんの里】で温州みかんを買って帰路に着きました。
※今日も写真てんこ盛りですみません。
by miyamamaruyou
| 2011-02-05 23:26
| 市場巡り